―――   ギャルゲ風 クラスのアイドル:織姫(15) 著者:jF8RxreM 様   ―――



夜一はそっと浅野家の向かいの家の屋根に上った。
自分の予想が正しければ、今頃啓吾は特盛の女を…。
あの日、浅野を焚きつけて何も知らなかった少年に房事のいろはを指南したが
その努力がようやく実る時がきたのだ。
井上にとうとう思いを告げた浅野。正直、あの純朴な少年を手放すのは惜しかったが
彼の幸せを思えば今日は影ながら応援してやるのが閨の師匠としての役目。
そっと窓に近付き、気配を殺して屋内の様子を伺う。
予想通り、そこには重なり合う男女の姿があり、荒い息遣いと共に卑猥な音が聞こえるような気がする。
(浅野よ…私が教えた通りにすればきっと大丈夫じゃ!)
グッと握りこぶしを作った夜一は、更に視線を奥へとやるといささか予想だにしない光景を目にした。
「あぁ…い、井上さん…うっ…俺、俺もう…」
「ん…まだダメ。あたしがいいと言うまで出しちゃ」
「そんなっ…ぅああっ!ダメだっ、そんな強く吸ったら…!」
「我慢してよぉ」
「無理…だっ」
「仕方がないなあ」

そこにはベッドへ両手を一纏めに縛られながら、特盛の女にねっとりと陰茎を愛撫され
悶える啓吾の姿があった。井上は啓吾が達することを許さず、根元を片手で圧迫し射精を塞き止めている。
たまらず啓吾は抗議の声を上げるが、それも井上の洗練された舌技にかき消されてゆく。
おかしい。絶対にまだ処女だと思っていたが…一体誰が特盛の女を開発したのだろう。
始終特盛ブレインが目を光らせているため、並みの男は近付くことすらできない特盛の彼女。
夜一がうーんと唸っていると、突然人の気配を感じて身を固くした。
「よお、夜一さんじゃねえか」
「一護か…いつからいたのだ」
「ついさっきだ」
そこには同じく閨の指導をした黒崎一護がいた。
まだあどけなさの残る少年だが、大きさ・耐久力・量すべてがパーフェクトという逸材だ。
「それにしても…特盛の女とはてっきり処女だと思ったのじゃがなあ」
「ああ、井上か、俺のために開発した」
「!!…なるほどのう、お主が特盛を開発したとは思わなかった。」
「灯台元暗し。こっちは大変だったんだぜ、毎日毎日屋上で・・・」
「あの浅野という男も哀れじゃのう・・・」
「井上は、俺が相当仕込んだから。ケイゴの奴明日はきっと真っ白になってるぜ。」
悪びれもせずに言う黒崎の言葉に呆れつつも、もし浅野が泣いて戻ってきたら
今度は優しく慰めてあげようかと含み笑いを漏らす夜一だった。






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