―――   日番谷×雛森 著者:ソウル・タブレット様   ―――



暗闇の中で聞こえてくるのは、自らの声のみであった。
他の声はおろか、生物の気配すら無い。
牢に投獄されてから何日経っただろうか。
窓も無く、常に薄暗いこの牢では、時間の経過がわからない。
 「・・・・・藍染隊長。」
優しかった思い人の名を口にする。
浮かんでくるのは彼の笑顔。そして、モズのはやにえのように、
壁に斬魂刀で固定された、無残な姿。
壁を滴る血。
あの光景を思い浮かべると、必ずあの悪魔を思い出してしまう。

 市丸ギン

あの時、一矢報いることも出来なかった自分。
 「・・・ヒック・・・・グス・・」
何もできない自分が情けなくて、涙が出る。
 「おい・・・・」
その時、鉄格子の向こうで声がした。
泣いていて、気配に気づかなかったのだろうか。
そんな自分が、また情けなく思えて、涙があふれてくる。
 「日番谷くん・・・・」
声の主の名を呼ぶ。
 「入るぞ・・・」
ギィッっと金属的な音をたて、扉が開き
日番谷がゆっくりと牢の中へ入ってきた。

 「何しに・・・・来たの?」
ゆっくりと歩み寄ってくる日番谷に背を向けたまま、
呟くように問うた。
 「交渉・・・・だな」
雛森にその顔は見えなかったが、
声のトーンで、困惑していることがわかる。
 「交渉・・・?」
 「あぁ、此処から出ても、市丸を襲わないと保証できるのなら、釈放を許可する、
  これが会議での決定事項だ。」
わが耳を疑った。愛する人を殺した犯人を見逃せというのか。
復讐を忘れ、アイツが傷一つ無く、平穏無事に生きているというコトを、
黙認しろというのか。
 「出来ないに決まってるじゃない!何で・・・何でアイツが許されるのよっ・・・・」
怒気を含んだ声が、徐々に弱まり、涙声になっていく。
 「これは決定事項なんだよ・・・・。覆せないんだ。」
駄々をこねる赤子を諭すように、
膝を抱えて泣きじゃくる雛森の、頭を撫でる。
 「それじゃ藍染隊長はどうなるの!?なんでそんな答えがでるのよ!!
  死者は帰ってこないから、どうでもいいっていうの!?そんなの・・・・ないよぉ」
優しさが込められた手を振り払い、全てを拒絶するように
雛森は泣きつづけた。

 「私は嫌・・・・それなら此処から出ない!」
決意したように振り返り顔を上げ、はっきりと言い放つ。
目元からあふれ出る涙が、薄明かりに照らされて煌いていた。

 その悲しみを携えた顔を、日番谷は今までに体感したことがない
気持ちと共に静かに見つめていた。大きな瞳から出る涙が白い肌にラインを引いている。
心の奥底からメラメラと愛欲の炎が燃え上がるのを感じた。

   愛しい。 手に入れたい。 全てを。

いつしか、全身を紅蓮の炎に支配されていた。

泣きじゃくる雛森を床に押し倒し、纏っている衣を無理やり引き剥がす。
 「日番谷君!? ちょっ・・・・や・・だぁっ!!」
組み伏せられて必死でもがくが、体格は小さくとも日番谷も男。
力で敵うはずもなく、なされるがまま。
 「離してよぉ!誰か・・・・助けっ・・・」
助けを呼ぶために声をあげようしたが、唇で無理やりに言葉を遮られた。
 「んんっ・・・・むぅ!んんーー!!」
必死で手を動かすが、状況は変わらない。

無言で自分を蹂躙している日番谷に、雛森を恐怖を感じた。
その目は何かに取り付かれたかのように、
ただひたすら自らの身体を求めていた。

 日番谷は露になった双丘を、下から持ち上げるように揉みはじめた。
唇を離し、綺麗なピンク色の乳首を口に含む。
 「ふぁっ! あうっ!!」
舌で転がしたり、吸い付いたりして、連続した刺激を送りつづける。
そのうちに、口の中の突起が、硬くなり始めていた。
 「硬くなってんぞ・・・・感じてるらしいな・・・」
何か卑しいものを見るように、見下したように言い放つ。
 「違ッ・・・・そんなこと・・・んぅっ!!」
屈辱的な台詞を投げかけられ、否定しようとするが、
胸への愛撫に、甘い痺れを感じているのも事実。

 日番谷は、口で弄り続けながら、片手を下腹部へと降ろしていった。
下着の下へ手を差し入れ、僅かな恥毛の茂みを通り過ぎると、
雛森の足が、それ以上の進入を阻止しようと、両足を閉じた。
 「やだよ・・・・こんなの・・・・」
涙声で雛森が哀願したが、
日番谷に執拗に秘裂を擦られると、自然と脚の力が抜けていく。

 日番谷は、雛森の抵抗が弱まってきたのを確認すると、
顔を両足の間に埋めた。
 「やだぁっ!・・・見ないでよぉ!」
恥部を凝視されていると認識すると、羞恥から全身が火照る。
雛森の反応を楽しむかのように、日番谷は口元を緩ませた。
 「でもよ・・・嫌がってる割には、此処はビショビショだぜ?」
秘所から溢れ出る愛液を指ですくうと、雛森の顔に近づける。
 「違・・・・・いやぁっ!!」
自分が感じているという事実を拒否するかのように、顔をそむける。
 「こんなになってんなら・・・もういいよな」
独り言のように呟くと、日番谷は袴を脱ぎ捨て、既に限界まで固まった
イチモツを取り出すと、雛森の入り口へとあてがった。
 「やだっ!止めてよ!!」
何をされるのかを察した雛森が、今までにない抵抗をみせた。
両腕で必死に日番谷を押し戻そうとする。

 だが、日番谷はそれさえも無視して、ゆっくりと腰を前へ進めた。
指しか知らないその穴は、男を知るにはまだ早かったのか、
日番谷をちぎれんばかりに締め付けた。

まだ先端しか入っていないものの、
雛森の苦痛は凄まじいものだった。

 「い・・・・・ぐぅ・・・ぁあ・・・・」
声にならない悲鳴をあげる雛森だったが、
無情にも、侵入は止まらない。
中間まで入ったところで、日番谷は一気に根元までモノを沈めた。
 「いやぁあああああっ!!」
破弧の激痛に耐えられず、声をあげて悶える雛森。
引きちぎられた処女の証は、鮮血となって、結合部から流れ出す。
日番谷がゆっくりとピストン運動を始めると、
身が切り裂かれるような痛みが走り、意識が飛びそうになるが、
再び侵入してくる時に発生する刺激が、無理やり意識を引き戻す。
 「スゲ・・・・キツイ・・・」
腰を前後させながら、日番谷が呟く。
根元まで挿入するたびに、卑猥な水音が響き渡る。

 腰の辺りに痺れを感じ、絶頂に向かい動きを早める。
狭い膣内を出入りする自分のモノに限界が迫る。
一際強く打ち付けた瞬間、
日番谷から欲望の塊が吐き出された。
 「ぅああっ!熱いのが・・・入ってくるぅ!!」
激痛が収まる間も無く与えられた、熱を帯びた白濁を感じ、
雛森は、自分の純潔が奪われたということを理解した。


ズルリとモノを雛森から引き抜くと、衣を纏い、
日番谷は牢を出て行った。

一言、「また来るからな」と残して・・・・・


       糸冬




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